05/18の日記

23:30
何もない日々
---------------
逃げて逃げ続けて

そして手に入れたものは忙しい日々。

何もない。
何も感じない。

怒りも、悲しみも、何も感じない。
そんな価値のない日々。


面白いことに笑って、
イラストを描いて、
好きなことに没頭して。

そうして描いたのは平穏な日々で。


けれどどこかで引っかかっていて

「あなたは溜め込むタイプなんだから、吐き出し口をつくりなさい」

といった母の言葉が頭をよぎる。


そんなことないよ。
なんて、何時しかいえる日が来るのだろうか。

なんてどうでもいいことを考えて。


それでも泣きたくもならないし、
悲しくもならない。
それならわざわざ過去を掘り返してまで泣く必要はないじゃないか。



と思って、はてと気が付いた。












一体私は何におびえていたのだろう?

わかる。きっと私は傷つくことを拒んだ。
傷つけることを拒んだ。

じゃあ、そうなったキッカケっていうのは、
なんだったか。



思い出せない。




思い出せない。






まるですっぽりとそこだけ抜けてしまったかのように
真っ黒な壁があるだけ。

そこに一歩でも踏み入れようとすれば体が強張って、思考がワープするように逆戻りする。

離人症。

そう診断されて、ああ、そうかと思った日があった。
自分のことなのにそう感じない。痛みが感じられない。
感情がわからない。

そうともなれば傷ついても傷つけても同じことだ。




感情なんてどこかへやってしまった。

思うことは心から生まれない。頭から生まれる。
好きも嫌いもわからない。
酷いことも、何もわからない。

面白いか、面白くないかで成り立つ私の世界。


そんなもんだよね。






だから、手遅れなんて、もう知ってるんだよ。

前へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ