小説

□汚れたいだけ
2ページ/5ページ





―――


やけに眩しいヘッドライト
暗闇を裂くブレーキの音
それにも全く猫は動じず
丸い目はこちらを見据えたまま座っている。
瞳孔が鋭い
変にスローモーション
多分その拍子に
多分それが引き金になって
俺は、多分――



―――







.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ