†NOVEL†

□†A Vampire of Frustration†R-18
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欲しい
欲しい
欲しい

血じゃない
血とは違う

血を吸う時よりも
もっと
もっと
快感を感じられるもの

他人を体に受け入れて
体中を掻き回されて
全てを吐き出す
あの感覚

あの感覚が
欲しい
欲しい
欲しい



















†A Vampire of Frustration†



















真夜中、エクソシストの一室で、荒い呼吸が聞こえてくる。

『は…も、嫌であるぅ…っ。』

くちゅくちゅといういやらしい音と、熱く艶やかな吐息。
広いベッドの上で、ズボンを寛げて自身のペニスに、その細く長い指を絡めて自慰をしている人物。
寄生型エクソシスト、アレイスター・クロウリー・三世だ。
何故彼がこんな状態にあってしまっているのかというと、話は簡単だ。
欲求不満なのである。
というのも、彼の愛するラビが、任務に出て行って彼是二週間が経とうとしている。
たった二週間。
されど二週間。
毎日のように、しつこいくらい毎日毎日毎日毎日毎(ry
ラビによって抱かれていた体は、元々ストイックなクロウリーの体を面白いほど作り変えてしまったようだった。
ラビが任務に発ってから、初日は何事もなく過ごしていたのだが、二日目からは原因不明の疼きを感じ始め、三日目から毎夜毎夜自慰をするようになっていた。


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