†NOVEL†

□05:オクターブの高い声 R-18
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□■お題小説□■

05:オクターブの高い声


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―――ギシ…ッ、ギシッ・・・!

コムイがリーバーを突き上げるたびに、長身の成人男性二人分の重さに悲鳴を上げるベッド。
そして、響き渡る、悲鳴とも嬌声とも取れるリーバーの声。
普段は若々しく、深みを持つその声が、欲情に掠れて、いつもよりも高く響く。
コムイはこの声が好きだった。
普段のリーバーの声も勿論好きだが、こうして二人で絡み合っているときのリーバーの甘い声は、コムイの心と性感を刺激する。

「んぁッ、ひぃ…ッッ!!///」
「もっと啼いて…っ、リーバー君…。」
「や…ッ、ぁぁあ…ッッ!!///」
「そう…いい子だね…。」

組み敷いていたリーバーの体を抱き上げ、膝の上に座らせて、下から突き上げる。
結合が深くなった部分から、ぐちゅり…っ、と卑猥な音が響き、それが二人の聴覚を犯して、更なる快感を求めるように動きを激しくする。

「あぁぁッ!!…ひっぃ…コムイ…さっ…///」
「ん…何…っ?」
「も…っ、もっと…もっとぉ…っっ!!///」
「あはは…欲張りさんだね…っ。」

自ら腰を揺らして快感を強請るリーバーに、コムイは心底嬉しそうな顔をすると、リーバーを反転させて四つん這いの体勢を取らせる。

「っあぁあァ…ッ!!」
「ほら…っ、腰だけ高く上げて…。」
「ぅ…っ、はぁ…///」
「…いい子だね。」

云われた通りの体勢になると、リーバーはシーツをぎゅっと握り締めて、羞恥に耐えた。
コムイはそんなリーバーの表情にペニスを更に成長させる。

「あぅっ…!!///コム…っあぁああ…ッッ!!///」
「っ…リーバー君が可愛いから、大きくなったね…。」

繋がったままのリーバーのアナルを両手で大きく開いて、腰を回すように打ち付ける。

「Σひぁあアッ――!!///」
「気持ちイイ…?」
「ふぁっ…あぁァっ…ひっあぁぁあアッッ!!///」

問いかけられる質問に、答えようにも喘ぎが邪魔して答えられない。
リーバーは何度も頷きながら、段々と欠片ほどに残っていた理性を手放していった。
同様にコムイも、リーバーの体を壊れてしまうほどに突き上げ始める。
限界が近付いている証拠だ。
ベッドの軋む音が激しくなり、リーバーは被りを振りながらコムイから与えられる快感を少しも逃さないようにとコムイのペニスを締め付ける。
蕩けるようなリーバーのアナルに締め付けられて、コムイは奥歯を噛み締めて快感に耐えた。
先に達してしまいそうなのを耐えるように眉を寄せると、リーバーの腰を掴んでいた右手を前に回しイヤラシく濡れぼそっているペニスを握りこみ、腰と同じリズムで刺激を与える。




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