†NOVEL†
□04:重なり合う度に R-18
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□■お題小説□■
04:重なり合う度に
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「ひぁ…ぅっ…///」
真夜中の室内。
光源は、窓から差し込む月明かりだけ。
そんな中、シーツの海で悶える君はとても綺麗。
金に近い、明るい茶色の髪を振り乱して。
日焼けを知らない真っ白な肌を、桜色に染めて。
灰色交じりの青い瞳を快感の涙で潤ませて。
唾液に濡れたく唇を誘うように薄く開いて。
僕を受け入れて、理性を溶かすように腰をくねらせて。
堪らなくなる。
「コ、ムイ…さっ…///」
「ん?」
「ぁっ…動い、てぇ…///」
リーバー君に見惚れていたせいで、動きが止まっていたらしい。
熱い吐息を吐きながら、快感を強請る艶やかな声。
以前なら、僕の為すが儘だった君は、いつからか僕を翻弄するほどに艶を増して。
こんな風に、僕の理性を崩壊させる。
「淫乱だね…。」
「あぅっ…!!誰の、せいだと…っ、ひぁああッッ!!///」
「僕かな…っ?」
腰を打ち付けて、奥を突き上げれば悲鳴に近い嬌声を上げて。
汗に濡れた体で、僕にしがみ付いて、離さないって云ってるみたい。
離さない、離せない。
君を抱く度に、君の新しい一面を発見して。
重なり合う度に、僕は君に囚われる。
そうして、どんどん堕ちて行こう…?
願うならば、僕ら二人だけの世界に、堕ちて行けたらいいのに…。
END
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