†NOVEL†
□01:愛を飲み干して R-18
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■お題小説■
01:愛を飲み干して
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「んっ…んんっ…!!」
「上手になったね…っ、リーバーくん…。」
仮眠の時間。
室長に呼ばれて、彼の自室に半ば無理矢理連れ込まれた。
確かに、ここのところ全くお互いに触れ合うことも出来ず、事務的な会話しかしていなかった気がする。
我慢の限界に達したのだろう室長は、今こうして、ベッドに腰を掛けて、俺を跪かせて、ペニスをしゃぶらせている。
「ぷはっ…、んぅ…っ!!」
「っく…イイよ…リーバー…。」
でも、限界だったのは俺も同じで。
結局こうして室長の言うことを聞いてしまっている。
掠れた室長の声を聞くだけで、全身が熱くなって、体の一部を擡げてしまう。
舌先に絡む苦い味だって、今の俺には興奮材料にしかならない。
長い間の禁欲生活は、思った以上の反動で返って来た。
じゅるっ…くちゅっ、ぴちゃぴちゃ…。
この人の感じるところなんか熟知してる。
最も感じるところを舌先と唇を使って愛撫すると、限界が近付いてきたのか、室長は俺の髪を掴んで自ら腰を降り始めた。
喉の奥まで室長のペニスが届いて、嘔吐感に生理的な涙が滲む。
それでも、必死に吸い上げて、室長を高みに導く。
「んぐぅッッ…!!」
「はっ…くぅ…っ!!」
ビュクッ!!ドクッ、ドクンッ…。
「んんッッ!!」
口の中に室長の精液が数回に分けられて吐き出され、それを何度かに分けて飲み干す。
「んぁ…っ、…はぁ…ぁ…。」
「はぁ…ッ…リーバー君…。」
色香を纏った室長が、俺を見下ろして優しく微笑んだ。
大きな手が、俺の髪を撫でて、口から零れて顎を伝っている精液を拭ってくれた。
その手を掴んで、指に付着した精液を舐め取ると、室長の肩がビクッと跳ねた。
「足りない…です…。」
「うん、分かってるよ。」
「もっと、…下さい…。」
俺にもっと、貴方の愛を下さい。
貴方から吐き出される、愛を下さい。
その全てを、俺に注いで。
貴方の愛に餓え切った体に、貴方の白い愛を掛けて。
もっと飲ませて。
もっともっと…貴方の全部を下さい。