†NOVEL†

□†NAME HOW?†
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初めて見たときから、可愛いって思っていたんだ。
屈託の無い笑顔とか、仕事に集中してるときの真剣な顔とか、徹夜続きのときの眠そうな顔とか。
知らない表情を見るたび、胸が高鳴った。
僕が君に抱いているこの感情が、恋だって云うことに気付いたとき、否定しようなんて思わなかった。
素直な気持ちで、僕はリーバー・ウェンハムって言う人を好きになったんだって、そう思えたんだ。

NAME HOW?

「室長?」
「二人っきりのときは?」
「コ…コムイ、さん…///」
「何かな、リーバー君Vv」
「あ、いえ…何か俺の顔じっと見てるから…///」
「リーバー君可愛いから、ずっと見ていたいんだよ。」
「恥ずかしいっすよ…///」
「本当に可愛いね。」

頬を赤くする腕の中のリーバー君に、未だに胸の鼓動は高鳴って。
こうして、君のいろんな表情を知ることの出来る、『恋人』と言う立場になったって、僕は君の一つ一つの表情の変化に心を振るわせる。
きっとこれは、一生治ることの無い、治療薬無し、治療方法無しの、『恋』という名前の病気なんだろうね。
でも、そんなありきたりな、簡単な感情じゃないんだよ。
君が与えてくれたものだものね。
リーバー君、二人で名前をつけようか?
ねぇ…この感情は、どんな名前?




END
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