悪夢だ。

 思わず零したそんな言葉はこれで幾度目か。淡く浅はかな願いを掲げたあの朝日は、一体幾度この空を巡ったことか。

 嗚呼、夢なら覚めてよ大至急。

 ――平和で退屈な日常に現れた非日常。デジタルモンスターを名乗る非常識なイキモノが少女の平穏をぶち壊す――

 私はただ……普通に生きたいだけなのに……!

表紙を開く

解説を読む

作者に感想を送る

[TOPへ]
[カスタマイズ]





カスタマイズ