□総括:後半
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■キャラクター総括:【ダークドラモン】


<基本設定>

第六夜より登場のゼブルナイツのリーダー代行。元は魔王バルバモンの配下であり、その軍勢を率いた魔王の片腕。

性格は皮肉屋で激情家。機械らしい冷徹さと機械らしからぬ感情的な面を持つ。
元主君と同じ七大魔王であるベルゼブモンには憧れにも似た感情を抱いていたが、はっきり言ってヒナタたち人間のことは見下してさえいる。なぜ自分たちデジモンが人間ごときの力を借りなければならないのだ、というのが本音である。

キャラクターイメージは「堕ちた敗戦の将」。栄誉ある地位から転落し、やさぐれた元エリートのイメージだったが、そういえば元々凶暴なイメージのデジモンだったなとは後で気付いた。


<プレストーリー>

元は強欲の魔王・バルバモンの配下。魔王の居城である空飛ぶ城を守護する騎士団の長であり、主君より最高位の守護騎士の称号である「ゼブル」を賜った忠臣。
とある戦いで瀕死の重傷を負ったタンクドラモンが回収・改造されて進化を果たしたのがダークドラモンである。本作においては「BAN-TYO」やらその辺りの経緯については言及していない。想像にお任せしますということで。

バルバモンが正体不明の敵に討たれた後は復讐の旅に出るものの、何の手掛かりも見付からず、やがて目的も見失って荒野を彷徨う野良マシーンとなる。その中でレイヴモン、ミラージュガオガモンと出会い、アポカリプス・チャイルドの存在を知って再び奮起。ともにゼブルナイツを結成する。

当初よりゼブルナイツの目的はベルゼブモンを王にすることであったが、その敗北によりゼブルナイツ内でもベルゼブモンの資質を疑問視するものが現れ始める。その筆頭が外ならぬダークドラモンであり、本編中でベルゼブモンを見限ったことは彼の独断によるもの。期待と憧れが失望と怒りに変わり、こんな役立たずはずっとオブジェでいろという一方的な絶縁状がヒナタに向けた凶刃だったわけである。


<独自設定>

必殺技の「ダークロアー」は暗黒物質・ダークマターを砲弾としてぶちかます禁断の大技。らしいが、本編では一度も披露せず。
ダークマターとはなんぞやとか何が禁断なのかとかいろいろ考えているうち、本作独自解釈のダークロアーができあがったのだが、世界設定にも関わる面倒な設定で本当においそれと使えない技になってしまった。
本編で使わなかったのは仲間の巻き添えを危惧したから。意外と冷静に戦況を判断して無茶なことはしない慎重な奴なのである。

ちなみに本作ではダークマターを「ダークエリアを形作るウイルスプログラム」と定義し、ダークロアーを「触れたものを問答無用でダークエリアに引きずり込む、極小規模のダークエリアそのもの」であるとしている。
一度放たれたダークロアーはダークエリアの引力に引かれ、小世界の隔たりも無視してダークエリアへ向かって降下を始め、その途中に存在するあらゆるデータを引きずり込みながらやがてダークエリアに結合される。
かすっただけでダークエリア直行なチート技だが、小世界の壁にももれなく風穴が空いてえらいことになる上、制御に失敗すれば自分も巻き添えを喰らうという、この上なく面倒で使い辛いものとなっている。
重ねて言いますがあくまで本作の独自解釈であり、間違っても公式設定ではございません。


>>キャラクター総括:【ダークドラモン】その2
>>キャラクター総括:【ベリアルヴァンデモン】
 

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