□総括:後半
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■キャラクター総括:【ミラージュガオガモン】


<基本設定>

第六夜より登場するアポカリプス・チャイルドの刺客にしてゼブルナイツの密偵。

性格は愚直。こうと決めたら周りがどう言おうがただ真っ直ぐに突っ走る。何かと一人で抱え込もうとする癖があり、友人たちにはとても心配されている。

キャラクターイメージは「騎士道物語の騎士」である。


<プレストーリー>

レイヴモンとは幼少期をともに過ごした同郷の親友。
ゼブルナイツ創立メンバーの一人だが、密偵としてアポカリプス・チャイルドに潜り込むため、信頼を獲得するために早くからレイヴモンやダークドラモンたちとは別行動を取り、万が一を考えてゼブルナイツとの接触を断っていた。お陰でアポカリプス・チャイルドからの信頼は得られたが、逆に味方であるはずのダークドラモンたちからは不信を買う結果になる。

アポカリプス・チャイルド潜入後は三人の選ばれし子供の中の一人、百鬼灯士郎と接触。自らの素性と目的を明かし、協力を仰ぐ。
協力者が灯士郎であった理由は、彼がもっともサタナエルに不信感を抱いていたから。劇中でも触れられているが、闇の闘士ゆえにサタナエルやその支配下にあったアユムの“闇”にいち早く気付いていたのである。
マリーに関しては嘘をつけないその性格ゆえに、下手に巻き込めば危険が及ぶと伏せられていた。


<独自設定>

基本的なデザインと能力は公式基準。デジソウルの操作によるデジコア波動の感知無効化は“ミラージュ”の名前から膨らませた独自設定。劇中ではレイヴモンのステルス能力を真似たものである。

また、レイヴモン同様に劇中で破壊された装備はエルドラディモン内部での戦いまでそのまま。修繕もレイヴモン同様に“薔薇の明星”の決戦前にゴツモンに頼んでいる。


<デジソウル>

【レイヴモン】の項目でも触れつつ具体的な設定はスルーしていたもの。「デジモンセイバーズ」にて登場した謎のエネルギーだが、アニメでも具体的にどういったものであるかは語られていない(多分)ため、本作ではこれ幸いとオリジナルの設定を捏造している。

本作における「デジソウル」は元も子もない言い方をするなら要は「なんか“気”的なやつ」である。
具体的には「データの上書きによる感情表現=オーバーライトによって発生するエネルギー」であるとしている。心の動きも自然現象もすべてがデータの書き換えであるデジタルワールドにおいては、強い心の動きは時に物理的なエネルギーにすら昇華されるのである。
デジソウルは初歩の段階では身体能力をブーストし、鍛えれば自然現象への干渉、更にはそれ自体が物理現象となり、究極的にはデジコアの限界を越えた進化をももたらす。
デジタルワールドに存在するすべての生き物が潜在的に持っているものであるが、それを戦闘に用いるほどコントロールできるものは極めて稀であり、それどころか大半のデジモンは自覚すらできていない。

劇中ではデジソウルを完全にコントロールしているのは実はレイヴモンとミラージュガオガモンだけなのである。
しかしデジソウルの強さや制御力がイコール戦闘力というわけでもなく、デジモンにとってはあくまで武器の一つでしかない。デジモンによって向き不向きもあり、デジソウルのコントロールを学ぶより銃器を改造するほうがよっぽど強くなれるデジモンもいるのである。

「オーバーライト」という単語から分かるかもしれないが、Vテイマーの設定もかなり混じっており、オーバーライトの作用が強い古代種はそのままデジソウルも強い傾向にある。制御できるかどうかは別としてだが。
また、デジモンより遥かに高度で複雑な感情を持つ人間はデジソウルも桁違いに強く、それも感受性の強い思春期の子供であれば潜在的なデジソウルはデジモンとは比較にもならない。肉体をアホほど鍛えてデジソウルのコントロールを学べば兄貴のような大立ち回りも夢ではない。かもしれないのである。

ちなみに「紋章」は「高純度のデジソウルが結晶化したもの」という本作には直接関わらない設定がこっそりあったりする。
また、デジソウルには元となる感情によって正負16種の属性を持つという設定もある。具体的には正が選ばれし子供の九つの紋章、負が七大罪に由来する。後者に関してはセイバーズの設定そのままだが。


>>キャラクター総括:【ワイズモン】
 

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