□総括:前半
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■キャラクター総括:【インプモン】


<基本設定>

本作の主人公。
瀕死のベルゼブモンから生まれたエイリアス。魔王の残りカスなちんちくりん。

性格はベルゼブモンをベースとしたためにアニメよりかなり落ち着いた感じ。皮肉屋だが基本的には人がいい。

ヒナタとの関係は同時期に構想を練っていたギャグ短編の主人公コンビがベース。序盤があんまりシリアスじゃないのはベースになったコンビのテーマが「夫婦どつき漫才」だったからです。
それでも当初はもう少し序盤からシリアスだったのですが、二人が思ったより険悪になってしまったのでどんどん緩めに修正を繰り返していった結果現在のような形に。といってもインプモン本人じゃなくヒナタのリアクションを深刻なものから割とドライな感じに変えただけなのですが。ヒナタが現在のような性格になったのはインプモンとのバランスを取るためだったわけです。


<プレストーリー>

ホーリードラモンに敗れ、氷柱の中へと封印されたベルゼブモン。その断末魔とも呼べる命の最期の鼓動・デジメロディは、ホーリードラモン自身が選ばれし子供を召喚するために開いたゲートの残滓、空間の隙間を潜り、遠いリアルワールドに暮らす一人の少女へと届いた。

少女と魔王の間に生まれた細く小さな繋がりは塞がりかけた空間の穴を再び開き、二人を引き合わせるゲートとなる。
魔王をデジタルワールドへと留める封印の氷柱と、リアルワールドへと引き寄せるゲートの引力。相反する二つの力のせめぎあいの中でやがて魔王は二つへと分かたれ、魔王の半身は“インプモン”としてリアルワールドへと転移される。

ベルゼブモンから生まれたインプモンだが、しかしその正体は単純なエイリアスなどではなく、生まれながらに七大魔王としてのコードを組み込まれ、生まれた瞬間にベルゼブモンとなったデジモンの“そうならなかった可能性の姿”であり、厳密には起源を同じくする別人である。

乱れたデジタルワールドの均衡を正す存在である“選ばれし子供”の召喚は、四聖獣や三大天使を始めとする、デジタルワールドそのものから“守護”の役目を担ったデジモンたちだけが持つ特権であるが、七大魔王もまたその特権を持つ“守護者”なのである。
「葵日向」とは世界を支える柱たる「ベルゼブモン」を護るために選定されたイレギュラーな選ばれし子供であり、「インプモン」とはいわばそのパートナーとして生まれたデジモンなのである。


<デザイン>

本作におけるインプモンの設定上の身長は約70pでヒナタの半分に満たない程度。しかし実際に並べてイラストに起こしてみると設定以上に身長差があるように見えてしまい、どうにかこうにか試行錯誤を繰り返して調整していくうち、何だかアニメのインプモンとは頭身からして随分印象の異なるデザインになってしまいました。まあ、公式絵はそこまで頭身低くないしジントリックスでは更にスマートだったので、アニメ基準ではないデザインということで。

ちなみにヒナタと一緒にイラストに起こす際はいつも正面から見て左がヒナタで右がインプモンですが、特に深い意味やこだわりがあるわけではありません。多分よんが右利きだから左からのが描きやすく、大きいキャラから描いたほうがバランスがとりやすいから、と無意識に描きやすい構図ばかりになってしまっているだけだと思います。要は未熟なだけでございます。

また、本作におけるインプモンは目の色が途中で赤から緑に変化しております。インプモンの延長線上にある究極体がどちらであるかを意味する変化だったりします。


>>キャラクター総括:【インプモン】その2
>>キャラクター総括:【マリー】
 

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