□総括:後半
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■キャラクター総括:【リリスモン】


<基本設定>

第四夜等にてちょこちょこと登場する謎だらけの女帝陛下。七大魔王の一角であるが基本的に高見の見物しかしない。悪く言えば暇潰しに茶々を入れているだけである。

性格は劇中では極めて穏やか。坊やにババア呼ばわりされたくらいじゃ欠片も動じない。が、勿論劇中で見せた顔だけがすべてではない。本人は暇潰しと言っているものの、唯一はっきりとした目的が明かされておらず、ほぼすべての登場人物から多かれ少なかれ常に猜疑心を向けられている。しかし当人はそれすら楽しんでおられるご様子。

キャラクターイメージは「平安貴族」。一人称は「わし」で口調は少し崩した宮言葉を意識しているが、人によっては単なるババア口調でしかないかもしれない。一人称は「わらわ」でもよかったのだが、これは本来自分を卑下するものであるため、やはり似合わないと思い却下した。とにかく偉そうにしたかったのです。


<プレストーリー>

元はルーチェモンに仕える最高位天使の一人。堕天の経緯に関しては本人以外は誰一人として真意を知らず、劇中でも一切語られていない。古代十闘士に封印されたルーチェモンの復活を手引きしたとされるも、そちらも真意は不明である。わからないことだらけが仕様です。
本作の登場キャラクターの中ではホーリードラモンと並び、古代十闘士の時代から生きる超古代デジモン。百歳とか二百歳とかそんなレベルですらなく、インプモンからのババア呼ばわりもある意味仕方がない。

娘と呼ぶレディーデビモンに各地の調査を命じ、アポカリプス・チャイルドやゼブルナイツ、そしてインプモンの存在を知る。
インプモンの手掛かりを求めて城を訪れたレイヴモンに協力し、各地の配下より情報を集めてヒナタとインプモンに接触をはかった。


<独自設定>

基本は公式基準だが、デザインに関して、髪型は公式とかなり異なるおいらん風。髪型の変更はいろいろと試行錯誤した末、“女帝”とはある意味真逆だがこれが一番しっくりきた。
元々リリスモンはメディアによってデザインが微妙にまちまちということもあり、細部のデザインは割と自由に変えたりもしている。

また【インプモン】の項目でも触れた七大魔王としての固有能力は「魅了」。デジコアのパルスに干渉し、自分に向く感情を“愛”へと書き換え服従させる能力である。劇中で名前だけ出た「氷鏡の幻術」もその一つだが、クロウォと違ってあくまで対デジモン用の能力であり、人間に対しては効果が薄かったりする。
個体差はあれど、その気になれば“近くにいる”だけで誰彼構わず魅了できるが、実は劇中では「面白くないから」という理由で意識的にこの力をオフにしている。
魅了せずともリリスモンに忠誠を誓うものはいくらでもいるのである。


<七大魔王>

本作における七大魔王は本編でも触れたとおり「ルーチェモンの闇の半身である“サタン”をダークエリアの最深部へ封じる楔」という公式完全スルーな独自設定である。本編でははっきり名前を出さなかったが、七大魔王が全滅するとルーチェモン:サタンモードが現れてしまうわけである。
本作では先代十闘士の戦いはスサノオモンvsルーチェモン:フォールダウンモードが最終決戦であり、サタンモードは設定上はまだ登場してもいない。
念を押すがうちの独自設定であって公式設定ではない。

ちなみに本作においてリリスモンが魔王になった際、ルーチェモン(成長期)はまだダークエリアに封印されたままだったため、リリスモンこそが歴史上最初の魔王である。


<レディーデビモン&バステモン>

リリスモンに娘と呼ばれ、当人たちもリリスモンを母と呼ぶ側近たち。勿論デジモンに血縁などあるわけがなく、出生に関して何らかの繋がりがあるわけでもない。言ってしまえば「我が子同然に可愛がられている忠臣」である。

真面目で諜報能力に長けたレディーデビモンが出無精な主に代わって面白そうな暇潰しのネタを探して各地を飛び回り、その間バステモンはリリスモンの遊び相手をしているらしい。

ちなみに彼女たち以外にも各地に配下がおり、設定上は「ウィッチモン」がもう一人の娘として女帝陛下のお気に入りである。キャラが微妙にラーナモンと被るという理由で登場機会は逃したが。

また、彼女たちはリリスモンの傍にいることで多少なり“魅了”の影響を受けているが、そもそもは本人の意志で付き従っている。
出無精な女帝陛下が自分から部下を集めたことは一度もなかったりする。


>>キャラクター総括:【レイヴモン】
 

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