□総括:後半
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<メタルシードラモン&カオスドラモン>

ダークドラモンと同じ元バルバ軍三幹部であり、後にゼブルナイツ三将軍となる。
バルバモンの死後ばらばらになっていたが、ゼブルナイツ結成後にダークドラモンの呼び掛けに応えて再び決起する。

ちなみにゼブルナイツに入る前は、カオスドラモンは同じ荒くれ者の部下を引き連れ盗賊団を、メタルシードラモンはいまだ独り主君の死の真相を追っていた。

メタルシードラモンは三将軍の中でもっとも知略に秀で、口数は少ないが慎重で冷静な戦略家。海戦に限れば劇中でもぶっちぎりの実力者である。部下からの信頼も厚いが、反面クールすぎるきらいがあり、荒くれ者の統率にはあまり向いていない。

対してカオスドラモンは三将軍の特攻隊長的な立ち位置。一応指揮官なのだがよく部下を置き去りにして突撃する鉄砲玉。しかしそれゆえに戦略なんぞクソくらえという荒くれ者たちからは信頼も厚い。
要は適材適所である。


<スカルサタモン&デスメラモン>

元デーモン軍の幹部。
かつて五人の選ばれし子供とそのパートナーによって討たれた魔王デーモン配下の生き残り。ダークドラモンの駄目元の勧誘に意外にもあっさりと応じ、スカルサタモンはゼブルナイツ空軍の、デスメラモンは陸軍の副将となる。階級的には三将軍より下だが実際の立ち位置はほぼ対等である。

ちなみに劇中には触手しか登場できなかったが、海軍副将には彼らと同じ元デーモン軍幹部のマリンデビモンがいたりする。

おおざっぱに言えば機械系がバルバ軍で悪魔系がデーモン軍の出身である。


<エルドラディモン>

ゼブルナイツの本拠地である生きた要塞。
元々はセイバーズの「聖なる都」そのままの移動都市であったが、ある組織の襲撃を受けて都市はほぼ壊滅状態となり、住人は四散。残ったエルドラディモンは傷を癒すために地下へと潜った。
バルバ軍が冬眠状態のエルドラディモンを発見したのはその数年後。以降は軍の管理下におかれることとなる。

バルバモンの死後はそのまま放置されていたが、ゼブルナイツ結成後にダークドラモンが移動要塞として利用する。
エルドラディモン自身のスタンスとしては、一方的に利用されているわけではなく、むしろ自らの意思で積極的にゼブルナイツに協力している。
エルドラディモンの遺跡最深部には七大魔王にまつわる文献が隠されており、エルドラディモン自身もまたとある七大魔王に関わるデジモンである、という裏設定もあったりする。


<バルバモン>

強欲の大罪を司る七大魔王の一柱。ダークドラモンたちの元主君。

劇中では具体的な人物像の描写がなかったが、物語開始の10年前くらいにデジタルワールドを我が物にせんと世界征服に乗り出していたりした方である。

キャラクターイメージがダイの大冒険のバーン様で、一人称が「余」のI'm魔王と言わんばかりの傲慢不遜なおじいちゃん。その目的は無条件に悪とされて虐げられてきた“魔”のデジモンたちによる理想国家の建設であり、“聖”に属する世界の大勢より覇権を奪い取るために戦っていたのである。
圧倒的な実力とカリスマ性をもって数千の軍勢を率い、勢力拡大を続けるも、しかし志半ばで謎の刺客に討たれる。

また、劇中では触れなかった「ロイヤルナイツ」はバルバモンが最大の障害として見据えていた大敵であり、嫉妬の魔王すらも巻き込んだこの戦いの中で実はバルバモンはその目的を遂げている。劇中にロイヤルナイツが影も形もなかったのは既に全滅していたからなのである。
この辺りのお話は機会があればということで。


<デーモン>

憤怒の大罪を司る七大魔王の一柱。スカルサタモンたちの元主君。

バルバモンより更に10年程前にデジタルワールド征服に乗り出すも、四聖獣に召喚された五人の選ばれし子供によって討たれる。
実は今までちょいちょい話していた別作はデーモンが遺した“負の遺産”をめぐるお話であり、時間軸的には「-NiGHTMARE-」と同時期で、大人になった元選ばれし子供やその子供が出てきたりもする。ついでに【マリー】の項目で話した「別作で元々“マリー”と名付けていたキャラ」は過去の選ばれし子供のパートナーである。

バルバモン共々機会があればその辺りのお話も書きたいと思っております。思ってはおります。


>>キャラクター総括:【ベリアルヴァンデモン】
 

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