□第十六夜 琥珀のメモリアル
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■選ばれし子供たち@はじめまして

16-2「明日の追風」はこれからともに戦う仲間としての絆を深めるお話。
ヒナタを含めて四人全員ここで初めてフルネームがでました。
葵日向さん(16)に、露崎真理愛ちゃん(14)、仙波歩くん(15)と百鬼灯士郎くん(15)です。百鬼は“なきり”と読みます。本当はもうちょっと読みやすくてなおかつ凝った名前にしたかったのですが、ついぞ思い付きませんでした。
学年はヒナタが高一、マリーが中二、アユムが中三で、早生まれの灯士郎は高一でヒナタと同学年です。

16-3「非常の日常」は実は16-2から二週間ほど後のお話。
マリーは段々ヒナタに懐いていって最終的には親友というか、仲良し姉妹みたいな感じになっていく……ことにしたかったのですが、ちょっと性急過ぎたかと今は反省しております。
ヒナタの見た夢が二人の最終的な形。しかし、親交を深めるにはページが足りなさ過ぎましたね。


■ひょっこりセフィロトモン

反則級の移動要塞・セフィロトモンは16-2の時点では進化不能状態。アユムが「どこぞの魔王に操られたりどこぞの魔王に風穴空けられたせいで進化できない」と愚痴るシーンが当初はありましたが展開の都合でカットになりました。
しかし反則過ぎてここで作者的に封印したとかそんな話ではなく、最終決戦ではちゃんと復活して空から進攻してたりします。直前のシーンでマリーしか出て来なかったのは既に別行動をしていたからなのです。
ずーっとビースト進化を維持するのは人外のベリアルだからこそできたことで、生身の人間であるアユムはもって一日、という制限はこっそりあったりしますが。


■ゼブブナイツ@虫けらの騎士たち

そして旧ゼブルナイツの面々。
第十五夜から若干増員。更に最終決戦の最中にも実は増員があったり。言ってしまうとアポカリプス・チャイルドを離反してゼブブナイツ側につく裏切り者がいたりします。詳しい話をする機会はいずれあるかもしれないしないかもしれません。

さてこのゼブブナイツですが、16-1時点でのヒナタとの関係は実は大分微妙。
というのも、ヒナタをしっかりジェネラルと認めているのはインプモンとマリーたちを除けばレイヴモンくらいのものだったり。
そのレイヴモンすら若干、そして親友のミラージュガオガモンは遠回しに、ダークドラモンたちに至ってはあからさまに、“ベルゼブモンありき”でヒナタの価値を見出だしていたりします。
ダークドラモンの“お姫様”という皮肉はその辺りの本音。ゼブブナイツが忠誠を誓ったのはあくまでベルゼブモン。なのですが、彼らが“そうじゃない”ことに気付くのはもうちょっと先。具体的には最終決戦の最中だったりいたします。

ちなみに参謀の席についた賢者さんは大分特殊な方なのでいろいろと例外でございます。


■パンデモニウムinダークエリア

今回こっそり出て来た新しい単語。
ダークエリアのどこかにある七大魔王の生まれ故郷。くらいの認識で大丈夫でございます。
ルーチェモンの闇の半身が封印されている場所でもあり、七大魔王が全滅すれば封印が解かれてここからサタンが出て来る、みたいな所。

ちなみにアニメではダークエリアは真っ暗なだけで何もない空間でしたが、本作においては「あらゆるデータを0と1に強制分解する空間」となっており、同じベクトルの力を持っている闇属性のデジモンなら多少は耐えられるが、七大魔王でもなければ長居はできないやべー場所としております。
クロウォのデジタル空間の超強力版。みたいな。


■“薔薇の明星”の決戦

今更過ぎますがとりあえず最初に言っておきますと、アニメでは“バラ”だったのを“薔薇”と漢字表記に直したことに特に深い意味はございません。
何となく“バラの明星”より“薔薇の明星”のが字面が格好よくない?という個人的な好みでございます。

そして肝心の内容はと言いますと、見てわかる通り本編ではオールカットでございます。
一応大まかな流れはできていることはできているのですが、どう描くか迷いに迷った末、結局なにも描かないことにいたしました。人によっては納得のいかない展開だったかもしれませんが、飽きたとか思い付かなかったとかではなく、これを長々と書くのは蛇足だというよんなりの判断でございます。いっそのこと“薔薇の明星”自体をカットすべきかとも思ったのですが。

ちなみに本編に出せなかったダブルスピリットとバーストモードはここに持ってくる予定でございました。
既に完結した「-NiGHTMARE-」に加筆する予定は皆無ですが、別作の別視点から描く日はもしかすると来るかも……しれなくもなくもないです。


みたいなところで、更に次ページへ続きます。
 
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