□第十五夜 極彩のネビュラ
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<後書き>

どうも、よんです。

vsベリアルヴァンデモン決着!
というわけでの第十五夜の後書きでございます。
今回は豪華3ページ構成!飽きたらいつでも止めてもらって大丈夫でございます。


■極彩のネビュラ

星関係のタイトルの最後を飾る「ネビュラ」は「星雲」。
「色とりどりの星々が自由気ままに瞬く極彩色の星天」みたいな感じでしょうか。
当時放送していたフォーゼのダークネビュラとかアクセルワールドのネガネビュラスとかに影響されたわけではございません。
いつか闇夜の空を極彩色に塗り潰す。星屑のように気高く美しい虫けらたちの物語はここからが本当の始まり。「-NiGHTMARE-」という作品としてはフィナーレ。けれど彼らの物語としてはここまでが長い長いプロローグなのでございます。


■“自由の翼”ベルゼブモン:ブラストモード

そんなわけで実はピンチじゃなかった人。
本当はどうやって進化したかについては劇中で語った以上の話はないので割愛。
ちなみに劇中で彼を描写した部分は「NEW WORLD」や「X4B THE GUARDIAN」の歌詞、更に初代の八つの紋章をそれとなく使っていたりします。

準備だけで丸々一ページも使ったやたら大仰な演出の「カオスフレア」は強化版であり、アニメ通りの演出の通常版もちゃんとあったりします。
劇中の描写通り、ヒナタの力を借りて初めて撃てる“超”必殺技的な。魔法陣が球形の立体魔法陣になったのもヒナタさんの超絶魔改造の成果でございます。


■ヒナタ THE ヒロイン

ヒロインの面目躍如。彼女のデジヴァイスに備わった能力はデジメロディを“録音”し、必要に応じて“編曲”し、それを“再生”すること。
要はスキャンして取り込んだデータを好き勝手に弄り回してから外部に転送する能力でございます。
例えば今まで出会ったデジモンのもの限定で、カードスラッシュのように技や装備を付与したり、単品だけでなくデジクロスのように複数のデータを融合させたりだとか。つまりは歴代デジヴァイスでできたことは大体できるという、中々にチートな能力を想定しておりましたが、劇中ではデジヴァイス自体を手に入れたのが最終決戦だったためにカオスフレアの強化のみに留まりました。

元々はテイマーズのような、喰った(ロードした)相手の能力を自らの血肉に変えるという、ベルゼブモンが持つ“暴食”の能力が、ベルゼブモンのデータごとヒナタのデジヴァイスに組み込まれた。みたいな裏設定があったりもいたします。

ちなみにカオスフレアの強化は具体的には「手持ちの“必殺技”データを全部ぶち込んで混ぜ合わせてみた」感じでございます。
ヒナタが今まで出会ったデジモンは勿論、実はベルゼブモンのデータを手に入れたことで彼が過去にロードしてきたデジモンたちのデータまでもがヒナタのデジヴァイスには保存(録音)されていたりします。
ヒナタの“編曲”によって「カオスフレア」という一つの必殺技に統合されておりますが、その実、数百体のデジモンたちの必殺技をまとめてぶっ放した感じでしょうか。
勿論属性もごっちゃ混ぜ。スサノオモンを匂わせる描写はその辺の話でございました。
まあ、もはやカオスフレアじゃないんで別の名前を付けるべきだったかもしれませんが。はっきり「カオスフレア!」って叫んじゃったから後の祭りですね。


■迷える子羊・ベリアルヴァンデモン

そんな超カオスフレアで消し飛び……そこなったラスボス。ヒナタが言った通りの道化に過ぎなかった彼は、ヒナタとインプモンの物語のちょっと長めのプロローグのボスでしかありませんでした。
ヒナタたちが彼に対して最後に抱いた感情は、怒りでも憎しみでも優越感でもなく、ただただ憐れみ。“憐れな迷える子羊”こそが彼というキャラクターの本当のテーマでございました。
ちなみに劇中で彼を描写した部分はベルゼブさんに用いた八つの紋章との対比で七大罪を使っていたりもします。割と無理矢理なので言われなきゃわからない、どころか、言われても「えぇ〜?」って感じかもしれませんが。

そして彼の最終形態である“黒いもや”は勿論そのまま02からでございます。やっぱりラスボスといえば第二形態くらいないとですよね。っていう偏見でございます。
まあ、ラストのカオスフレアに合わせてでかくなっていただいたと言いますか、こっちのが的としていい絵になるから、とか言ったら酷過ぎるでしょうか。


とまあ、そんなところで2ページ目に続いてみます。
 
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