盆太鼓(パロ・長・中編)

□1曲ずつみんなで練習してみた(大東京音頭1)
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 「東海道。いいよ始めて」
上越が、東海道に声をかける。うむと、頷きカセットのスイッチを入れる東海道。『大東京音頭』の練習が始まった。

 「うん。完璧」
 「お前・・・それ、自分で言うか」
曲が、終わった途端、自画自賛する上越に対しすぐに突っ込んだ山陽。
 「えー、完璧じゃない」
ねえ、東北?と、今度は、東北の方に振る上越。すると、
 「そうだな」
一言、頷いた東北。それを見て、さすが、双子の片割れ、よく扱いわかっているなと、山陽が感心した様に見る。
 「でもさ、さっき見たいにバチ投げなかったじゃん」
なんで?と、秋田に、聞かれる。そんな、秋田に、
 「投げられなかったんだよねというより、投げれる所がなかったんだよね」
曲の都合上。と、バチを器用にクルクル回しながら、答えた上越だった。
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