短編(PART1)

□てこね寿司
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 「山形、これ作って。」
山形新幹線の部屋で、料理本を見ていた東海道新幹線が、1枚の写真を指で差して、山形に言う。
 「どれ。」
と、言ってのぞいた先には、カツオが混ぜてあるおいしそうな寿司の写真。そこには、「てこね寿司」と書かれていて、解説には、三重県の郷土料理と、説明されていた。
 「食べたいなら、作るべ。」
と、言って、腰をあげる山形。そして、
 「東海道さも手伝ってな。」
と、にこやかに東海道に言った。
 二人で作った、てこね寿司は、とても美味しかったそうだ。

END

余談・・・秋の戻り鰹の時も作ってみるか?
                BY山形 

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