花札(パロ・長編)

□花札(こいこい4)
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 「それでは、これより花札の試合を始めます。」
と、司会者がいい、来賓達が拍手をする。アッという間に、パーティー会場が、花札の試合会場に変わった今、早く、始まらないかとソワソワしている来賓達。そんな中、再び、司会者が、
 「尚、審判は、○×支社の△□さんです。これより、△□さんに従って、試合を進めていきますので宜しくお願いします。」
と、言い、△□さんを紹介する。
 「今回、審判を務めさせていただきます。△□です。宜しく、お願いします。それでは、さっそく、先鋒戦を始めたいと思います。上官チーム、長野上官。在来チーム、埼京線。前へどうぞ。」
△□さんが言い、前へ出る二人。
 「さっそくですが、親権を決めたいと思いますので、こちらの12枚から、1枚引いて下さい。」
と、△□さんが言う。
 「あの、その前に、もう一度、今回の役を教えて貰えませんか?」
と、長野が言えば、
 「えっ・・・はい。いいですよ。」
と、△□さん。
 「ごめんなさい。埼京。」
謝る長野。そんな、長野に、
 「大丈夫です。長野上官。」
と、埼京。そして、心の中で、つぶやく。
 (僕も、聞きたいし。)
と。
 そして、改めて、△□さんによって役と、出来上がり札が読まれる。

五光・・・松・桜・芒・柳(雨)・桐の二十点札5枚

四光・・・柳以外のニ十点札4枚

雨四光・・・柳+松・桜・芒・桐の二十点札の内3枚

のみ・・・桜の二十点札+芒の二十点札+菊の十点札

三光・・・松・桜・芒・桐の二十点札の内3枚

猪鹿蝶・・・萩の十点札+紅葉の十点札+牡丹の十点札

赤短・・・松の短冊札+梅の短冊札+桜の短冊札

青短・・・牡丹の短冊札+菊の短冊札+紅葉の短冊札

鳥シリーズ・・・梅の十点札+藤の十点札+芒の十点札

花見で一杯・・・桜の二十点札+菊の十点札

月見で一杯・・・芒の二十点札+菊の十点札

タネ・・・十点札5枚

タン・・・短冊札5枚

カス・・・カス札10枚

 「以上です。それでは、親権を決めるので、引いて下さい。」
と、再び12枚の札が並べれた。その結果、芒を引いた埼京が親になった。
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