花札(パロ・長編)

□花札(こいこい1)
1ページ/2ページ

 2011年12月×日、JR在来線ミーティング室。今日も、いつものようにミーティング
を行っていたはずだった。在来線のリーダー、京浜東北線が1枚の紙を持っていなければ・・・
 「今日は、この件について、代表を決めるからね。」
紙を持ったまま京浜東北が言えば、
 「何が?」
と、在来線のみんなが?マークを頭に浮かべる。
 「ああ、内容を読んでなかった。」
と、京浜東北が言い、紙に書かれた内容を読む。そこには、こう書かれていた。




  “おめでとう  JR東日本新幹線”


    区切り記念パーティ花札大会



   来年(2012)は、JR東日本5新幹線全てが、区切り年になるので記念パーティと花札大会を行う。

  
   日時:2012年1月○日PM☆時

   場所:▽▽▽

                 以上。
と。
 「そして、追記としてこう書かれている。」と、京浜東北が続ける。
 「「以下の者は必ず花札大会に参加しなければならない。」」
 そして、静かに読み上げる。

 花札大会参加者

 東海道新幹線
 山陽新幹線
 東北新幹線
 上越新幹線
 山形新幹線
 秋田新幹線
 長野新幹線
 
 「ここまでが、上官達。」
京浜東北が言い、ひと息つき、次のを読みあげる。その瞬間、何人かが顔色を変える。

 花札大会参加者

 京浜東北線
 宇都宮線
 高崎線
 埼京線
 八高線
 東京駅に乗り入れしている在来線より2人(直通も含む)

                 以上。
と。

「なんで。」
高崎線が、顔色を変え、
「僕、花札やったことないよ。」
泣きそうな埼京線。そんな二人を見つつ、
 「八高が入っているのが不思議なんだけど?」
首をかしげた宇都宮線。
 「僕もそう思った。」
と、京浜東北が、八高線の方を見ながら言うと、当の八高は、
 「HAHAHA。」
と、笑ってるだけ。
 「ともかく、あと、二人を決めよう。」
と、該当する在来線を見た、京浜東北だった。
 

  
    
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ