散りゆく運命
□信じるということ
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雪音が思案していると、男が帰ってきた
障子がスパーンと開け放たれ
「あっ!
そういえば名乗っていませんでしたね、すみません
僕は沖田総司です」
「!」
雪音は大きく目を見開き、やっぱりそうなのかもしれない…と小さく呟いた
「貴方のお名前はこれから向かう部屋の、皆さんの前で言って下さい」
「…はい」
雪音は、これから見せつけられるであろう現実についていけるように心構えをした
そうこうしている内に沖田総司と名乗った男に連れられて部屋の前まで来ていた