木の葉創設期夢
□勘違い
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最近、名無しはやけにイズナと親しそうにしている
俺という者がありながら…実に不愉快だ。
「マダラ、こんな所に居たのね」
そのわり名無しは俺にいつも通りの対応
何か2人で俺を驚かす計画を立てているわけでもなさそうだ…
まさかとは思うが……浮気なのか?
「なぁ、最近イズナと仲が良いようだが…何を話しているんだ?」
「えっ///……それは、ないしょ///」
一瞬顔を赤く染めて嬉しそうに答える名無しに俺はなんだか腹が立った
「だったら俺ではなくイズナと居たらどうだ!?」
「ちょっと、マダラ何言ってるの?」
「こそこそとお前たちが話しているのは知っている!!」
「ちがうの!!これは「もういいっ!!!」
うしろで名無しが呼んでいるのが聞こえたが俺は部屋を出た
向かったのはイズナのところだった。
―――――――
「イズナ、どう言うことだ!!!」
「兄さん……どう言うことって?」
俺はイズナに問いた
するとイズナの答えは思いもよらないもので…
「すまん…名無しのところへ行ってくる。」
俺はなんてことをしたのだろう。
なぜ名無しの話を、名無しを信じてやれなかったのだろう…!!!
――――――――
「名無しっ!!!」
「マ、マダラっ!!!」
「すまなかった、本当に……」
俺はそれだけ伝えると、ただ無言で名無しを抱きしめた。
くだらない嫉妬なんてしなければ名無しを傷つけずに済んだ
俺は何をやっているんだ…
「俺が悪かった、イズナの言うとおり俺はいつでもお前のことで頭がいっぱいだ…」
「イズナさんに全部聞いたのっ?///」
「あぁ…俺はいつでもお前の話ばかりイズナに話していたようだな」
「っ///」
それから俺達は和解した。
名無しが毎日のように楽しそうにイズナと話していたのは俺の話だった。
“兄さんはいつもいつも名無しのことばかり話しているよ”
“本当に!!?……なんか照れるなー///”
互いのことを想うが故のケンカ…
なんだか今になってみると恥ずかしいものだな
今度からはイズナにではなく、
名無しと直接話そう。
笑ったり照れたり…
きっとお前と話すのが一番幸せだから。