木の葉創設期夢

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はぁ…
なんで風邪なんか…


今日はうちは上層部との大切な会談があるって言うのに
私はそういう日に限っていつも体調が悪くなる
別に心の底から嫌とかそういうわけではない
うちはの人は優しいし話してておもしろいから
むしろ私としては行きたかったのだ
でも…



「あぁ〜今頃柱間と扉間で会談か…」

「そんなに行きたかったのか?」

「そりゃあ行きたかったよ………って!!おぃ」

「どうしたんだ??」

「扉間っっ!!何でここに居るの?」

「俺がお前の家に居てはダメか?」



いつも遊びに来ているんだ…今更何だ?
とか言いながら普通に座ってるけど…
ちょっと今日は会談ですよ??



「いや…ダメじゃないけど…いや、今日に限ってはダメだけど…ιι」

「なんだ…ハッキリしないな…」


未だに落ち着いた様子で座っている扉間…
サボり…??
それかもしかして…今日の会談は中止になったとか??
いや…後者はあり得ないだろうな…
だとすると……



「会談は??」

「俺が居なくとも何ら問題は無いだろう」

「え゛ぇ――っιι本当にサボり??」

「サボりとは心外だな…」

「だって本当の事じゃん」

「俺は……ただ………///」

「ただ……??」



なんだなんだ??
今度は黙り込んじゃったよ??
そんなに傷ついたのか??
私そんなにひどい事言ったかιιι



「俺にとっては会談よりも名無しの方が大切だからな」

「は???」
 


今何とおっしゃいました??
何か変な言葉が聞こえたような……
気のせいだよね



「だから…俺にとってはうちはとの会談よりもずっと名無しの方が大切だと言ったのだ」

「ヤバイな…今回の風邪…ついに幻聴まで聞こえてきたし…もしかして目の前に居る扉間も幻覚なのかなぁ??ちょっと寝るか…」

「風邪とは言え…客が居るのに寝るのか?そんな事より俺の言葉は無視か?」

「よぉ〜し、もぅ寝よう」

「まぁいいがな…その状態で寝てみろ……どうなっても知らないぞ(妖笑」

「っ分かったよっっ///寝ないってばっ!!!」



全く…変な事は言い出すし病人なのに寝かせてくれないし…



「鬼………(ボソッ」

「何か言ったか?」

「なんでもないよιι」

「そうか……………で?」

「でって…何??」

「さっきの答えだ…まだ聞いてない」

「何の話だっけ〜ιι」

「俺がお前を好いているという話だ」

「………………」

「迷惑だったか??」

「迷惑なわけ…無いじゃん…///」

「そうか……わざわざ会談をサボってきた甲斐があったな」



そう言って扉間は笑う…


扉間は昔からそうだった…
私が困っていると自分の事なんか後回しでいつも助けてくれる…
柱間に起こられるってわかっていてもいつも…
今回だってそうだ…会談をサボってまで私の事を心配してくれてる…



「私も……扉間のこと///好きだよ…///」

「よかった………名無し」

「ちょっと待って…きゃっ///」



扉間に抱きしめられてるっ!!?



「ダメだよ///風邪移っちゃうってバカ///」

「大丈夫だ…今度は名無しに看病してもらうしな…それに風邪は人に移すとよくなるんだぞ」

「でも…///恥ずかしいし…///」

「他に誰か居るわけじゃないんだ…いいだろ?」

「そんな顔されたら断れないし…///」

「決まりだな」



そんな風に無邪気に笑う扉間が大好きで
近くに居てくれるだけで安心するんだ
…安心しすぎてなんだか眠くなってきちゃったし…



「名無し…好きだ…」

「スースー………」

「…寝てしまったか…せっかくの休みだ…俺も一眠りするか…」




その後柱間が幸せそうな扉間にお説教をしたのは言うまでもない…









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