とある女神の創造世界
□始まり
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少女はいつからここにいたのだろうか。
地獄みたいなここは少人数しかいない。
白い人が言うには、死体処理場ではなく生きた人間のはきだめらしい。
その通りかもしれない。
幼い少女たちは本来なくてはならないものがかけているのだから。
そしてイジくりまわされて死んでいく。
生きながらの地獄。
どうすることもできない少女たちは、ただ死を待つのみ。
だが、ある日白い人が言った。
自分は死なないと。
自分は怪物だから珍しいから死ぬこともないと言っていた。
利用価値のあるものないものに分かれているらしい。
少女も利用価値があるから生き残る、そう言われた。
数日して白い人がいなくなった。
どうやら別の研究所に移されたらしい。
手に負えなくなったというのだ。
無責任すぎる。
そんなことを考えながらその日の実験を行った。
考え事をしていたからか、能力の矛先を狂わせてしまい、
研究員に当たって死んでしまった。
ざまあみろ、そう思った。
それから数日後にその研究所は鎮圧・解体された。
あれから数年後たったが、つまらないとしかいいようのない
生活を送っていた。