黒い心
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「目標との距離は?」
<5m!いつでもいけるってばよ!>
<オレもいいぜ。>
<私も。>
<……。Zzz>
「よし!やれ。」
三人は勢いよく飛び出した。
もう一度言おう。
“三人”は勢いよく飛び出したのだ。
「うりゃああ!!」
「にゃーーーー!!」
「つっかまえたぁーーーーっ!!!」
<右耳にリボン…目標のトラに間違いないか?>
「ターゲットに間違いない。」
無線にサスケが答える。
ちなみにライは木の陰で寝ている。
昨晩、暗部の仕事に行っていたのだ。
内容は抜け忍の処理。
レベルは大したことないが眠れない日々が続いていたのだ。
「よし、迷子ペットトラ捕獲任務終了!」
そして、依頼人へと届けに行った。
「にゃーーーーー!!」
「ああ!私のかわいいトラちゃん。死ぬほど心配したのよォ〜〜〜。」
「(ギャハハ、ざまーねェーってばよ。あのバカネコ!)」
「(逃げんのも無理ないわね。アレじゃ。)」
「Zzz」
火影のところへ。
「…さて!カカシ隊第7班の次の任務はと…。」
「Zzz」
「んー……老中様のぼっちゃんの子守りに、隣町までのおつかい、
イモほりの手伝いか……。」
「ダメーーーーッ!!そんなのノーサンキュー!!
オレってばもっとこうスゲェー任務がやりてーの!他のにしてェ!!!」
「(一理ある。)」
「(もー、めんどいヤツ!!)」
「(ハー…。そろそろダダこねる頃だと思った。)」
「Zzz」