小説

□修史さんの割と忙しい日々
1ページ/5ページ

パソコンの液晶の灯りを頼りに父親を探す。
体は濡れ体温は冷え切って温もりを求めている。

父さんまた寝てるかな、まだ風呂使えるか?

今日も志々尾に獲物を取られた、プールに落ちたのは不覚!カッコ悪い、勝手口からコソコソ湯船に入ろうとしている。
眠い…何か斑尾言ってたけど何だっけ?ズルッビチャッと湿った音をたて朦朧として裸になり、ちょっとずつお湯を足しながら生ぬるい浴槽に浸かり寒気を癒やす、着替え部屋で着ればいいし、バスタオル捲いたら大丈夫だろ!

トイレ離れてるから廊下にまっ裸でジジイにバッタリとかないし。


まじで眠みぃ…頭回んねぇ…寒い、…凍える。

「良守?」

修史は沸き立つような湯気の中ぐったりしている良守を見た。

「良守!!!」
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ