俺たちは進み始める

□現在地点
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『神原、帰りました』

ここは木枯らし荘。
俺の家になってまだ一ヶ月ちょっと。


「あ、おかえり神原君」

台所から笑顔をのぞかせるこの人は木野秋さん。
優しくて明るいここの管理人さんだ。


木野さんに軽く会釈をしてから階段を上がる。


自分の部屋は2階にあるのだ。



雷門生になって一ヶ月ちょい。


今日も終わった。

何事もなく。
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