俺たちは走り続ける

□始まりの出会い
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「涼くん、ちょっといいかな?」


コンコンという音の後に控えめにかけられる管理人の声。


『はい、なんですか?』

春休み最終日。

丁度残りの宿題を終えた俺は立ち上がり、ドアへと向かった。


ここは木枯らし荘。

俺の家になって、もう1年が経つ。
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