長い夢
□永遠の夢へ
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二年前に
お母さんとお父さんを
事故でなくしてから
何にも興味をしめさなくなった
最初は
なんとか
弟のこととかも
両親の分も
みてあげなきゃとか
いろいろと
考えていたが
あの日のあとから
刹那のなかでの
時間は止まったままだった
午後1時頃
しばらく
たって
ふと頭に
なにかが思い浮かんだ
「....少し出かけてくるね。」
永久にそういうと
私は
ふらふらと外に出た。
「うん。気を付けてね」
ぶんぶんと手を振って
見送ってくれる
永久が
見えなくはなったあと
ひとりつぶやいた
「....ごめん」