長い夢

□永遠の夢へ
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午前7時
セットしていた
アラームをとめ
目をあけた

「おはよう姉ちゃん」

笑顔で私の顔をのぞくのは
私と同じ顔

「おはよ永久」
とかえすと
また笑顔をかえされる


あぁ
朝がきたなと
やっと
実感した
私は
重たい腰をおこしビングへ
あるいていった


朝食の
パンを一口
かじったところで

永久に
「今日は学校いく?」
と聞かれたが

「行かない。」
と答えた

永久は苦笑いで

「そっか」

とつぶやいたのが聞こえた。

両親がいなくなってから
私は
何をするのにも
やる気がおきない


いつもと変わらない
朝がやって来たと思うと
1日が始まったばかりなのに
ため息が出る

私は
そう思うのを
心の奥におしこんだ
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