長い夢

□始まりは朝
3ページ/3ページ


さっきからの
違和感の正体はこれだった

二人は
ポケモンの世界へ
何故かトリップしてしまったのだ

それからしばらく

自身をオーキドはかせとなのる
老人が
ポケモンの世界が
どーたらと
色々と語り
名前などを聞かれた


またしばらくし

老人の話が
終ったのでそれを
みはからって
きいてみた

これから
どうすればいいのかも
どこへいけばいいのかも
なにもわからないから
こまってるんですが
どうすればいいと思いますか、
ときいてみた

我ながら
自己中心的な質問だと
思ったが
意外な反応を見せたのだ


オーキドはかせは

私たちをこの世界に
連れてきたのは自分だと
言い出したのだ

何故かは
人生を捨てるくらいなら
何かてつだってもらおうと
思ったかららしい

そしてその手伝いって?
ときくと

「全国図鑑を完成させてほしい」

とのことだった

なんだかよくわからないが

楽しそうだし
やることも分からないので

OKしたら

オーキドはかせは
3つのボールを
私たちの前に持ってきた

そして
「この中から一匹好きなポケモンを選びなさい」

といったので
遠慮なく
一匹づつ選んで手に取った

中に入っているのは
御三家のなかの
一匹
こんな珍しい
ポケモン
もらっていいのか聞くと

たまごがなんとかとか
いっていた

また話が
長くなりそうだったので
軽く流した。

あまり詳しく聞いてないが

自分達のまえにも
誰かに
御三家をあげたといっていた



きずぐすりや
モンスターボールなど
をもらい
準備が整ったので
早速旅に出ようと思い外に出ると
はかせに
また呼び止められ、
せっかくだから
「ジムにもチャレンジしてみたらどうじゃ?」と
言われたので

興味があったので
二人ともうなずいて

やりたいと
いうと
トレーナーケースを
くれた

何に使うか聞くと

「ジムリーダーに勝つとバッチがもらえるからそれをいれたらいい」と言われた


マサラタウンからはなれ、

いよいよ
草むらに足を踏み入れると

いままでと全く違う
世界に来たんだなと改めて
実感する

何が起こるかわからない世界、
考えるだけで
わくわくする。


隣で目を輝かせている
永久に

「同じ朝でもこんなに違ってかんじるんだね、」
と言うと、

「僕もそう思っていたとこ」


言われ
私は
思わず笑顔になった


永久はそれをみて
心のなかで
姉ちゃんがこんなに
楽しそうに
しゃべったり、
笑ったりしたのは
いつぶりだろう、と
うれしくなったのを
必死にかくしていた



始まりの朝
ゆっくりと時がながれだした
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ