硝子玉

□○第6キセキ○
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「遅いぞ、二人とも」



ようやく先程解散した場所に全員が集まった


あまりにも長くてちょっと離れたコンビニまで紫原がお菓子を買いに行ってしまうという始末だ


しかし、その紫原が往復して戻ってきてもお釣りが出るほどの遅れっぷり


さすがに黒子もいつものような無表情ではなく申し訳なさそうな表情が表れていた


対して青峰はというと、ワリーワリーというように手をひらつかせただけだった



「それにしても、黒ちゃんと青ちゃんは何でこんなに遅れたの?」


千鶴の言葉に二人の到着を待っていたキセキーズと桃井は頷いた


訳もなくこの二人が遅れるワケがない………、誰もがそう思ったのだろう




「青峰くんが1on1しようと言ってきたので付き合ってたら遅くなりました」


「おいテツ、何オレだけ悪いみたいに言ってんだ!」


「本当のことじゃないですか」




だからって今しなくてもいいだろう、今しなくても!!






「……よし、練習始めるぞ



外周3本に筋トレ各50回、終わったらこの場所に集合!」



いつもより少し少ないアップの量に黄瀬の顔にはよっしゃ!というような笑みが表れる


反対に緑間は不満を顔に表していた


紫原は先程一走り行って買ってきたポテチをバリバリと口へ放りながら赤司の示したアップ内容を聞いていた





「ただし、大輝とテツヤは今言った内容の5倍な」



「「!!?」」






みんなの練習を送らせたペナルティはきちんと払ってもらわないとな、とドス黒いオーラが赤司から見えたのは気のせいにして………




何はともあれ合宿編スタートです
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