硝子玉
□○第6キセキ○
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「よし、全員荷物置いたらこの場所に集合な」
宿泊先の宿についた千鶴達帝光中学バスケ部は赤司に開口一番に文頭の言葉を言われた
「部屋はバスの中で話した通りだ、くれぐれも迷惑行為はするなよ」
特に、と青峰と黄瀬を一瞥すると赤司は再度メンバーのほうへ向き直り、解散を知らせた
赤司の話が終わるなりメンバーはさっさと荷物を持ち部屋へ向かった
「――――――――――ところで千鶴、作ってきたか?」
「うん、でも多分必要ないと思うけど」
千鶴も他のメンバーのように部屋へ向かおうとしたのだが、途中で赤司に捕まってしまった
用件は先日のレモン蜂蜜漬けとのこと
「千鶴、後からの練習の時絶対持ってこいよ」
「はいはい、桃井ちゃんが悲しむよー?」
頑張って作ってきたんだーって張り切ってたし
「……千鶴も実物を見れば分かるさ」
最後に意味深な言葉を残して赤司も部屋へと歩を進めていった
「……あ、わたしも荷物置いてこなくちゃなんじゃん!」
赤司の背中を見ながら千鶴は自分が今何をすべきかを思い出す
そうだ、さっさと荷物置いてこなきゃ練習においてかれる――――――――!!