硝子玉
□●第3キセキ●
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「テツヤか、何かあったのか?」
「何かと言うほどではないんですけど、黄瀬くんがボール持ちすぎだと思うんです」
「あー、ソレは俺も思ったわ」
黄瀬は黒子と黒子の言葉にさりげに便乗した青峰を恨めしそうに見ながら反論をした
「あれくらいだったらいいじゃないっスか!!試合になるとなかなか俺にボール回ってこないんスから!!」
「オーバータイム取られても困るからな」
「困るどころの問題ではないのだよ」
「勝てればどーでもいいんじゃないの〜?」
「どーでも良くないのだよ!!」
黄瀬が一言反論するとその倍の言葉が返される………
その光景を見かねた青峰は何かを思い付いたらしく一昔前のように手をポンと叩き、意見を出した
「もうさ、黄瀬にボール回さなくていいんじゃね?」
「青峰――――――っち!?ソレはあんまりっスよ!!」