*小説
□ツンデレ暴君
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「……」 内心で唸っていると首に少しだけ痛みが走った。 「!!ちょっザンザス何してんの!まさか付けたのっ」 「俺を無視するテメェーが悪い」 「だからって付ける人いないでしょ!?しかも」 さっきまで無視してたのあんただろ!俺が話ても無視してただろっ 書類をぶちまけザンザスから離れた綱吉は冷静になれなかった。 「あ、あり得ないっこんな処にき、きき」 「キスマークがなんだ」 「だあぁぁぁぁ///」 顔を真っ赤にして部屋から出ようと手をかけた時、何かが頬をかすめた。 「……え」 「ドカスが何処へ行く」 「……て」 今何か飛んで来たよっ、まさかとは思うけど、まさかとは… 冷静になりながらドアを見ると大きな穴が空いていた。 「あ、あはははははh」 「何を笑ってやがる」 「だ、だって穴が…穴がっ」 あれ、修理するのにどれ位かかると思ってるんだぁ! 冷静になってもパニックになってしまう綱吉、ザンザスが近付いているのに気付いていない。