*小説

□ツンデレ暴君
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イタリアのボンゴレ本部は今日も賑やかな日々を過ごしている、ある一部を除いての話だが…                          「………」                             ボンゴレのボス・沢田綱吉は書類と睨めっこをしているが、頭の中は真っ白。異様な汗をかきながら後ろを気にしない様にしている。                           気にしない様にしてるけど…でもやっぱり殺気が気になる!?                      「あ、あのー…」                          「……」                              「ねぇ、」                             「……」                              無視!?まさかの無視ですかっ俺が耐えられないよコレ。                          さっきからずっと無言のまま、綱吉の背中を見ている。相手はどう思ってるかは知らないけど綱吉には痛い視線で全く仕事が捗らない。                          「ねぇ、ザンザス…」                        「…何だ沢田綱吉」                         うわぁーフルネームで呼ばれたよ、いつもなら「綱吉」って言うのに。相当怒っているのかな…でもね!この体制は辛いよ!?てかやっと喋った…                     ツッコミたい綱吉、けどそこはぐっと堪えた。現在綱吉はザンザスの膝をお借りして座っている、と云うか強制的に座らされてるだよ。                          突然あと少しで書類が終わる、と云う所でドアが勢いで開いたんだ。びっくりして見ればザンザスが不機嫌100%でズカズカ入って来るなり俺を持ち上げ自分の膝に乗せた…それからずっと視線を感じていたんだ。
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