銀の夢
□白い悪魔
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「トシー?朝御飯できたよ」
「おぅ、ありがとな」
変わらない朝の光景。
真選組鬼の副長、土方十四郎。
彼との出会いは決していいものではなかった。
だって私は過激派攘夷志士に人質にとられていたんだもの。
しがない町娘だった私を助けてくれたのがトシだった。
その後、攘夷志士すべてを捕らえ、無事に事件は解決。
私は彼に一目惚れ。
猛アタックの末、今は付き合っている。
トシは毎朝私の家で朝食を食べて屯所へ行く。
いつ何時何が起こるか分からない。
だから私はこの朝の時間をとても大切にしている。
大好きなトシ。
でも、クールな彼には意外な一面があった。
それは、
生粋のマヨラーだということ。