銀の夢
□午後の一時
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――――――――カランカラン
「いらっしゃいませ」
午後になると必ず現れる銀髪の侍、坂田銀時。
歌舞伎町で万事屋を営んでいる。
私は初めて見た時から彼に恋心を抱いている。
「あの、今日もチョコレートパフェになさいますか?」
私は他のバイトより早く彼の注文をとる。
「ああ。よろしくなぁ」
笑いかけられるだけで胸がときめく。
かっこよすぎ……
私はまだ話したくて話題を探す
「あ、今日から期間限定でマロンパフェもありますよ?よければ…」
途中で口ごもってしまう。
「まぢでか!?・・・せっかくだからマロンパフェ食ってみっかな!ありがとな」
きゅんっ
また笑いかけられる。
「は、はい!かしこまりました!」
私はドキドキが止まらず、その場から逃げるように去る。
はぁ、毎日見てるのに慣れないよ……
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