迷子の夢
□happy birthday
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オレは、マスターが寝静まった時間にコツコツと作業を進めていた。
もともと手先が器用だっため、やりだしたらどんどん楽しくなってとても手の込んだものになっていった。
そして、とうとう明日がマスターの誕生日に迫る。
「か、完璧だ!!」
真ん中に小さな宝石をあしらい、そのまわりを針金とビーズなどで装飾。
ついに完成したネックレスに感激して思わず叫んでしまった。
はっ!!とマスターを見ると、
スヤスヤと寝息を立てている。
ほっと胸を撫で下ろし、
明日、マスターはどんな反応を見せてくれるんだろう
早く、マスターの喜ぶ顔が見たい。
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