Hello,Hello!
□遅刻魔現る
2ページ/6ページ
「出席を取るー」
「また鬱になるわ」
「どうしたヒデノリ」
「聞いてくれヨシタケ。隣の輩が来ないんだ。」
「ノリくん、誰が来ないって?」
「でさ、毎回毎回俺が手を上げてんのよ。」
「ヒデノリ…」
「最後まで聞けよ。もう嫌なんだよね。出席で手ぇ上げんの」
「ノリくんは俺のこと、そー考えてたんだ。」
「えっ」
「ノリくんいっくらたっても気付かないのな、すんげぇ面白い。」
「うわうわ、何かやばいことになったんだけど」
「さよならヒデノリ」
ヨシタケはヒデノリを置いて逃げていった。
雄大はヒデノリをじっと見つめていた。
「え、何このフラグ」
「フラグもナニもないよ」
「あのぅ雄大さん変換違いますぅ」
「五月蝿い」
若干眠そうな雄大はとっても妖艶だった。
ヒデノリがきゅんきゅんしたのは言わなくてもわかるだろうね。
→