とある狐の物語
□05-傍らで揺れていた幻影・第二章
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ずっと探してた
ずっと求めてた
あの日消えてしまった『幻影』のような君を
ずっと探してた
ずっと求めてた
闇が隠していた『幻影』のような君を
やっと見つけた
やっと会えた
なのに 伸ばした腕が君に届かない
この声が 君に届かない
やっと見つけた
やっと会えた
なのに 君が遠い
君を知れば知るだけ
僕と君を隔てる暗闇が 深くなる
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