とある狐の物語

□02-解かれた手が離せない・第二章
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歪められた歯車は 回り続ける

誰にも気付かれる事なく

歪な音を立てながら ただ回り続ける


でも本当は 誰もが気付いてる
気が付いていて目を逸らしている

歯車が壊れていくその様を……



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