「なぁ、なんで俺の名が『一護』っていうか知ってるか」
それは、あなたからの突然の問いだった。
「えー……知らない。何なの?」
首をかしげる私に、あなたはニヤリ。
「当ててみろよ」
「えっと……んーと……その……」
「悩み過ぎだろ」
「あ!分かった!!」
私の頭の電球がピコンと光る。
「苺が好きだからっっ!!」
「ちげーよ!!!!」
「むー、じゃあなんなのよ?」
むっとして聞き返す私に、あなたはまたニヤリとする。
「教えてやろうか?」
「うん」
私が頷くと、一護は私の腕を強く引っ張った。
そして私の耳元でボソリ。
「お前一人だけを、永遠に護り続けるって意味だよ」
私の顔が真っ赤になったのは言うまでもない。(笑)
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