空の部屋
□風邪引きさん
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朝から喉が痛くて、いつもよりだるかった…。
何だか仕事もやる気にならない。
身体も火照って暑いくらいだ…。
「七海。暑い…クーラー着けてくれ…」
洗濯物を取り込んでいた七海が振り返り驚いた顔をした。
「暑いって…!真一朗この寒いのに…」
バタバタと俺のそばにきて額に手を置いた。
「熱っ。真一朗アナタ風邪引いてるよ」
「えっ??風邪??」
自覚したとたんにふらふらとめまいがした。
七海に支えられながら、寝室に向かった。
ベッドに倒れ込んでしまいそのまま意識を手放した…。
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