Endless to the sky.
□伊智
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・・・何故こうなった!!
「こらー!!赤羽、就任式をさぼるなぁー!!!」
「げっ」
・・・私、赤羽廻さんは、ただ今鬼人こと、原田先生から逃げている最中であります。
理由は、休んだ日(昨日ね、ここ大事)に勝手に学級委員長にされ、さらに次の日(今日、ここも大事!)に学級委員長の就任式とやらがあり、そこで委員長は決意表明しなければならないのだ!
それも全校の前で
あと、委員長に任命されたことも、今日就任式があるってことも、式をやる直前に分かった。
まぁ、逃げる事が分かっていたため教えなかったのだろう。
しかし、今まで堂々と授業をサボリ、テストでは毎回赤点ギリギリの私が委員長などという大役についても大丈夫なのだろうか?
・・・いや、大丈夫ではない
それに、ものすごくめんど・・・頼りない僕では務まらない。
「・・・と以上の理由からして、辞退させていただきます。」
「お前、理由を喋ってないぞ!!あと、途中で面倒って言おうとしたよな!?」
「気のせいですよ。とうとう耳が腐ったか」
「俺の耳はまだ大丈夫だ―――!!」