シリーズ
□噂のあいつ
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「猿野先生〜」
「おー。何だ?」
「犬飼キュン!見た?」
「犬飼ぃ?あぁ、まだだな」
「もお〜!見てみてって!すっごい格好いいんだから!!」
「って言ってもなー…。仕方ねぇだろ?俺の担当はお前等2年なんだから」
「それでも見れるでしょ!?昼休みなんかは犬飼キュンを地獄の底まで追っかけ隊が犬飼キュンとおいかけっこしてるんだから目立つし…」
「俺は新任なの!昼休みもやることはたくさんで忙しいんだよ」
「あぁ〜!ひっどーい、溜め息ついた!」
「あーのーな〜…俺は男だし、美人な先生ならそりゃ喜んで見に行くけど、凪先生みたいなな!男にゃ興味ねぇよ」
「猿野先生は本当に鳥居先生大好きだよね〜」
「当然!凪先生は俺の女神様だからな〜」
「…片思いだけどね」
「うっせ」
「うわ!生徒にそんな事言って良いの〜?」
「お前は教師に対する言葉遣いじゃないけどな。もう良いだろ?そろそろ帰れ」
「あ、は〜い。じゃね!先生」
「おう」