創造への軌跡book
□意識は闇へ、遠く、深く
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【レツという人】
「…コイツの部屋って、ココでよかったっけか?」
「そーよ」
「っ、と……。ったく、よく寝てんな」
「…それだけ、疲れるって事でしょ」
「………」
「………」
「……ま、俺らがどうこう言ったってな」
「戻りましょ?いい加減ルカちゃまも半泣きだろうし」
「へっ、さすがにそりゃねぇだろ…って、」
ブウ……ン
「なんだ?…あーっと、G、だっけか」
「スパーダの帽子にくっついてたのね。…ホンット、仲いいわね。コイツとレツ」
「俺らまた来るからよ、それまでレツ、頼んだぜ?」
「アンタが通れるくらいには扉開けとくから、何かあったら来なさいよ」
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