GO小説(BL)

□妬きもち マサ輝マサ
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試合後


「ひーかーるー君!」

「ひゃうっ!」

いきなり狩屋君に後ろから両方をぽんとたたかれて思わず声が出てしまった

「試合で天馬君が点を入れた時さ……抱きついてたよね?」

「えっと…あれはボクも嬉しくなってつい」

「俺達ってどんな関係だっけ??」

さっきから狩屋君はとてもいい笑顔で話しているのに
目が笑ってなかった
それがとてもこわかったけれど
どんな関係かと聞かれて
こわかったことを忘れて顔が熱くなる

「恋人……です」

「可愛いから許すけどそのかわり今同じことを俺にもしてよ」

「うぇっ!?今?」

今の狩屋君は本当にいい笑顔で。
絶対ボクの反応を楽しんでるのはわかってるけど
妬きもちやいてくれてるんだなと思ってボクからすれば狩屋君の方が凄く可愛い。
そんな気持ちを抑えられなくて気がついたら体が動いていた

「かっ…狩屋君っ!」

「輝く……うわっ!?」

勢いあまって押し倒す形になってしまった

「ごごごごごめん!」

「えー?だって天馬君のことも押し倒してたじゃん」
「別にそんなつもりじゃ…」

「わかってる。ごめん…俺妬いてたんだ」

「狩屋君……」

「俺にはしてくれたことなかったのに凄く無邪気にしてたから妬いちゃって」

恥ずかしかったけど今狩屋君に抱きつきたいと思った
「狩屋くーんっ!」

「え、輝君!?」

抱きついたのが不意討ちだったからか狩屋君の声が裏返っていた

「狩屋君狩屋君かりやくーん!」

天馬君の時は無意識にやっていたけど今は意識的にさらに自分からしている訳だから顔から火がでそうなくらい恥ずかしいんだけどボクと同じくらい狩屋君の顔も熱い

「なっ何!!」

「しちゃダメだったかな?」

「ビックリしたけど嬉しかった」

輝は狩屋の頬にキスをした
「ひ、輝君っ!?今…」

「今度から誰か点きめたりして嬉しくなった気持ちが抑えられなかったらすぐ狩屋君の所にいって抱きつくね!」

「それはそれで恥ずかしいよ」
 

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