GO小説(BL)

□同人イベントへGO(マサ蘭+他)
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「ところでイベントって何のイベントなんですか?」
ふと聞いてなかったことを思い出したのでたずねてみた

「同人イベントだ」

「どーじん…イベント?」
「薄い本が沢山売ってる所だな!そしてここが会場」
指がさされた先にあるかなり大きい建物…
これが…天京ビックサイトか
そこには大勢の人が並んでいてほとんどが女性だった
先輩は女顔だからいいとして、俺がここにいるのは場違いな気がする

少し違和感も感じて先輩にどんな本が売ってるのかを聞くのをやめておいた

「そろそろ時間だな」

先輩がそう言うと順番に人が立ち上がリーヨしてぞろぞろと進んで行く
ーーーーーーーー
「狩屋は待ってるか?ついてくるか?」

「ついていきます」

「見失わないようについてこいよ?」

そう言って人ゴミの中を進んでいく
見失いそうになったけど先輩の顔に似合わず野太い大声が聞こえたので、はぐれずにすんだ。だけど

「神童おおぉぉ!」

「え!?キャプテンきてるんですか!?」

「可愛いよ神童可愛すぎる!!」

霧野先輩は本の表紙を見てそう叫んでたみたいです

「蘭拓?そのとなりに拓蘭?これって先輩達の名前ですよね?どう違うんですか?」

「受けか攻めかだな!左に書いてあるのが攻めだ」

なぜかドヤ顔な先輩。

「なるほど。では俺たちの場合はマサ蘭と言うことですか」

「蘭マサでもいいんだけどな!」

「だがお断りします」

先輩は主にキャプテンの本を買っていた
このために俺をさそったのかと思うと後で酷いことしてやりたいくらいムカつくけど、
惚れた方が負けっていうのかな
実際俺と霧野先輩は付き合ってるけどいつも俺がふりまわされる
結局今日もおとなしくふりまわされるんだろうなと考えた
それでも一応デートみたいだしいいかなって

「君は雷門の……えっと」

とつぜん呼ばれたので振り替えると天馬君と親しいらしい雨宮太陽がいた

「狩屋マサキだよ」

「ごめんねーボク天馬だけ名前覚えればいいかなーと思って実は自分のチームメンバーも少ししかわからないんだ」

「俺はまだいいとしてチームのメンバーくらい覚えなよ!まあ天馬君しか見えてなかったようだしー?俺の顔を覚えてるだけでもすごいけどさ」

「あれ、狩屋と太陽だ」

「天馬も来てたんだ!会えて嬉しいな!」

「天馬君もしかして剣君とデート?」

「うん!天京ビックサイトと聞いて!!」

「そういえばそういう名前だったね…天馬君もこういうイベント好きなんだ」

「好きだよ!剣城俺と一緒にイベントに行こうって誘ったら付き合ってくれてて天使すぎる!通路で待っててくれてるんだー」

「あぁ。俺と同じか剣城君…振り回されてかわいそうに」

「そういえば太陽入院中だよね?平気なの?」

「外出許可は出てるよ。勿論激しい運動や戦場に行くのはダメよと冬花さんに念を押されたけどね」

「太陽。じゃあなんでここに来たの?」

天馬が不安そうに聞いた

「雨天目当てなんだけど○クシブでサンプルみたらイベント行ってみたくなっちゃって」

「雨天かー俺は天雨がいいかな」

「天馬がそう言うなら天馬攻めでもいいよ!ボクは天馬と絡めるなら何でもいけるし」

「でも一番は剣城が好きだから天京がいいかな!ごめんね太陽」

「それだったら雨→天京もいいんじゃないかと」

「ドキがムネムネで気持ちHAJIKESO」

「ちょっと2人共!戻ってきてー!」

違う世界に頭が行ってしまったようだったので狩屋があわてて呼び戻した

「ところで太陽。イベントもある意味戦場だけど大丈夫?……っていない」

「天馬ああああぁぁぁ!!」
太陽が人ゴミにながされていっている
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