ygo小説

□七夕の贈り物
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「願いごとか…」



オレ海馬モクバ

いつもは今頃兄サマと会社にいるけど、今日オレは学校にいる

兄サマが今日は学校へ行けって言ったからだ

でもなんでこんな日に…



「お前何書いたんだよ〜」

「教えるかよ、お前何かいたんだよ見せろよ」

「バカ、返せ!!」



悩んでるとこんな会話が聞こえてきた

みんなはとっくに願い事を書き終わったみたいで、ベランダに飾ってあった笹に短冊をつるし始めてた

最初は「小6にもなってんなダセーことすっかよ!!」って言ったのに

みんな子供だな…



「モクバ君」

「わっ!!先生!?」



横から先生が急に話しかけてきたからびっくりした

先生はそんなオレをしり目にニコニコしてる



「さっきはどう?楽しかった?」

「あ、まあ」



さっきっていうのはクラスで開いてくれたオレの誕生会だ

七夕パーティーも兼ねてってことでなかなか盛大だった

先生はオレが気ぃ使わないように七夕と一緒にしたのかもしれないけど、いつも学校に来ないオレがあんなふうに祝われるのはやっぱり複雑だった
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