本 1

□上編
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「あっ!!宝永!!」

うわぁぁぁぁぁぁぁ…

最悪…気持ち悪いもん見ちまった…

ぼーと考えていたらもっさり毬藻…もとい長谷川が抱きついてきた

うわぁぁぁぁぁあぁ!!!!
やめろ!!やめろやめろめろめろやめろめろ!!

くっそこれが鏡音先輩だったらどれだけ良かったことか!!

もちろん雪那でもおk!!

「宝永…最近おれと喋ってくれないじゃんかぁ…なんでだよぉぉ!!」

泣くな!俺の服でふくなきたねぇ!

コレが綺麗な美少女とか鏡音先輩みたいな美少年だったら保管するけどな!!

「は、長谷川くん…あの、離れて…?あと泣き止んでほしいなぁ…?」

ほんと離れろ!信者どもの目線がちょうイテェ!!


ゴホンッ

咳払いが一つ、副会長の口から漏れたようだ。

「ところで主席の綾瀬くん、おれらのパシリになれ。」

「いやいやいやなりませんからね!?」

パシリになれとか言われてなる奴はどんなドMですか!!
パシリっつーか補佐だろ!?

「もう強制だから異議は認めない。」

強制とかまてよ!拒否権ねぇじゃんか!!
そしてトドメに長谷川の

「俺も補佐だから!!一緒だな!!」

嬉しそうな笑顔に俺は死にたくなった。

あーあ、なんてこったパンナコッタ…


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